いよいよ韓国タクシーにも「アクリル壁」が登場
(朝鮮日報)
タクシーの運転手と乗客を遮断するための仕切り板が韓国でも取り付けられている。
3年前から普及し始め、現在400台余のタクシーが設置していると推定される。比較的治安の悪いソウル、京畿(キョンギ)地域のタクシーが主にこの仕切り板を設置している。
20年の運転歴を持つソウル地域のタクシー運転手キム・トンシク(54)さん。昨年11月、25万ウォンをかけて厚さ6ミリの透明アクリル壁を設置し、運転席を後部座席、助手席と遮断した。
乗客はこの仕切り板に空けられた小さな穴を通して運転手と話をし、料金は仕切り板の下にある5センチ大の穴から受け取る。この穴は大人の手が入らない程度の大きさだ。アクリル壁はハンマーで叩いても割れない程の強度だという。
キムさんがこの仕切り板を設置した理由は、身の安全のため。昨年5月、ソウル・狎鴎亭(アックジョン)洞で乗せた乗客3人が3人組みのタクシー強盗に豹変、キムさんを果物ナイフで脅し、トランクに閉じ込めた後、クレジットカード2枚を奪った。
強盗らはこのカードで150万ウォンを引き出していったが、キムさんはカードの暗証番号を強盗らに教えたという理由で補償を受けることもできなかった。
乗客は自分の立場によって違った反応を見せている。度々タクシーの中で騒ぎを起こす酒に酔った客の一部は、この仕切り板を見て、「殺伐とした世の中になったもんだ」と嘆くという。しかし反対にタクシーの運転手を恐れる女性客は安心するという反応だ。
会社員のユン某(女性/28)さんは「女性たちはタクシーの運転手が痴漢や強盗に豹変することを恐れている」とし、「私たちのための仕切り板のよう」と話した。仕切り板生産会社のチュ・チャンヒョン(36)さんも「仕切り板は運転手を守ると同時に、乗客を守る板でもある」と説明した。
タクシーの仕切り板は治安の悪さの象徴のように認識されもする。米国のタクシーが代表的な例だ。
中国の一部地域のタクシーにはアクリル壁だけでなく、鉄格子まで設置されている。国内では4社余の会社がタクシーの仕切り板を生産している。価格は大きさと材質によって違い、7万5000ウォンから40万ウォンまで様々だ。
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