ユニークなCEOのユニーク成功神話
(朝鮮日報)
固定観念脱し、斬新なアイデアと自分なりの度胸で、大手企業にも劣らぬ成功神話を作り上げた中小企業のCEO(最高経営者)が少なくない。
「iRiver」というMP3プレーヤー一つで、昨年2500億ウォン以上の売上げを達成したレインコムの楊徳準(ヤン・ドクジュン)社長は53歳だが、ヘアスタイルは、鮮やかな原色にカラーリングしている。楊社長は「朝型人間は疲れるだけ」とし、創業時から職員の出社時間を制限しなかった。
最近、楊社長読んでいる本も、ネチズンの間で人気の高い、漫画家・ガンプルの「少女漫画」。「若者の心を読めないと彼らを攻略できる製品を作れない」と楊社長は説明する。
2001年、「iRiver」が誕生した時も、若い職員からの提案が決定的だった。それまでレインコムは、米国にMP3プレーヤーをOEM(注文者商標付着生産方式)で輸出していた。しかし課長クラス以下の若い職員らが、「OEMでは限界がある」と経営陣を圧迫(?)し、楊社長はこれを快く受け入れ、今日の成功を作り上げたのだ。
ファッションメーカー・サムジのチョン・ホギュン社長は、ほとんどの女性が硬く四角いハンドバッグを持っていた時代、柔らかい皮パッチを縫って作った、いわゆる「乞食バック」でカバンのファッション・パラダイムを一瞬に変えた。
サムジカバンは、ファッションと芸術、製品と作品の境界を崩したと評価されている。昨年、売上げ1363億ウォンを記録したサムジは、百貨店売上げが全体の70%に達するほど、消費者から「高級製品」として認められている。
また、世界最大の爪切りメーカーであるスリーセブン(777)の金相黙(キム・サンムク) 社長は、代表的な粘り強いタイプのCEOである。
金社長は中国で「777」の違法コピー製品が大量に流通するや、中国政府に文書で「不法製品取り締まり」を何回も要請した。2001年、中国政府が大々的な取り締まりを展開して押収したコピー品を競売にかけたが、金社長は「コピー品が競売で販売されれば、また違法的に流通する」とし、全てのコピー品を買い入れ、中国のある古鉄処理工場の溶炉に入れてしまった。
スリーセブンが米国ボーイング社との「777」商標紛争で、共同使用権を獲得した背景にも、金社長の粘り強さが一役買った。
ボーイング社は1994年、「777」機種の発売と同時に、同商標を登録し、米国内で他の企業が「777」商標を使用できなくした。これに対し、金社長は
「商標登録はしなかったが、わが社は80年代から「777」のブランドで、米国に爪切りを輸出してきた」とし、米特許庁に訴訟を起こした。
結局、4年後、「ゴリアテ」のボーイング社から共同使用の譲歩を勝ち取った。
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