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韓国の食事のマナー

●器を持ってはいけません。

 日本では茶碗などを手に持って食べますが、韓国では、お茶椀はテーブルの上に置いたままで食べます。韓国ではご飯や汁物の碗を手で持ったり、直接口をつけたりすることは、行儀が悪いとされます。また韓国のお茶椀は金属製です。熱い食べ物が入っていると、やけどをしてしまうでしょう。ご飯を食べるとき、汁物を飲むときはスプーンを使います。お箸を使うのは焼き物や和え物(汁物以外)を食べる時だけです。日本ではお味噌汁を飲むときは、お椀を口のところに持っていきますが、韓国では、マナー違反となります。

座り方はあぐらが一般的です。女性は片膝を立てるのが韓国式です。
(日本では、逆に行儀が悪いとされてしまいます。)

韓国ではおかずがこれでもか、というほど沢山でてきますが、ご安心ください。食べきれないで、残して大丈夫です。全部食べてしまうと足りなかったという意味になってしまいます。

●汁かけご飯は大いに歓迎。

 汁かけご飯は、日本では「猫マンマ」と言われ、行儀が悪いとされています。でも韓国では大丈夫です。おいしいスープが多いし、ご飯にかけて混ぜるように作られているようです。韓国では、おいしいスープ類がたくさんあります。実際韓国の人は、スープの中にご飯を入れて食べるのが大好きです。
●お酒のつぎ足しはいけません。

 杯・グラスににかかわらず、お酒は一気に飲むのが原則です。そのグラスを相手にお渡してお酒をつぐという返杯の習慣が韓国にはあります。
必ずグラスが空になってから注ぐのがマナー。注ぎ足しは、仏様だけにするそうです。また、水商売の場合以外は、女性は男性にお酌をしてはいけません。とはいっても夫婦・親子・恋人同士でのお酌は大丈夫。相手に注ぐとき・返杯を受けるときは、左手を右肘に添えて右手で行います。

韓国の社会には儒教の思想にもとづき、目上の人とお酒を飲むときは、相手と正面向いて対座せずに少し体を横に向けていただきます。日本でこれをすると、相手が「私は嫌われている?」と、変に思われてしまいます。

韓国でビールやお酒を注ぐ時は、右手で瓶を持って、左手を腕に添えてお酌をします。韓国の民族衣装(日本の着物と似ていますが)は袖が邪魔なので、片手で押さえて注ぐ習慣が日常でも行われるようになったとされています。
●目上の人より先に食べるのは厳禁。

 年上の人・上司などと食事の席に同席した場合には、年上を敬いその方々よりも自分が先に料理に箸をつけてはいけません。常識知らずの烙印を押されてしまいます。韓国には「長幼有序」と言って、年下は年上を敬う儒教の流れからくる年功序列的な思想が根強く残っています。